畑は小石を除き、よく耕す
ダイコン

ダイコンのピリッとした辛味はイソチオシアネートで食欲を増進します。
消化酵素のジアスターゼは胸焼け、胃もたれを解消してくれます。
葉にはビタミンC、葉酸、カルシウムと食物繊維が豊富。家庭菜園では新鮮な葉も利用しましょう。

　生育適温が20度前後なので、一般地での種まきの適期は９月、収穫期は11～12月となります。

　畑を深く耕して、土を細かく砕き、１m²当たり苦土石灰100ｇを土とよく混ぜ、その後、化成肥料100ｇを施用します。根の下に障害物があると枝根や曲根のもとになるので堆肥は与えません。畝幅は70～80cmで、畝は排水が良く耕土の深い畑では平らにしますが、耕土の浅い畑は高畝を作ります（図１）。

　株間25～30cm、まき床にくぼみをつけ、１カ所５～６粒まきます（図２）。

　１回目は本葉１～２枚のときに子葉が不整形な株、葉が重なる株を抜いて土寄せします。２回目は本葉４～５枚の頃しっかりした株を１本残します（株定め）（図３）。

　１回目は株定めの後に土寄せし、２回目は本葉10枚ぐらいのときにそれぞれ１m²当たり化成肥料50ｇを畝の片側に施して土寄せします（図４）。

　小さいときの害虫の被害は甚大なので、初期防除に重点を置きます。

　青首ダイコンは首の太さが８cm、重さ１kg程度が適期です。若取りして、若い葉も利用しましょう（図５）。

畑は小石を除き、よく耕すダイコン