病害虫の予防を万全に
キャベツ

キャベツは冷涼な気候を好み、生育適温は20度前後ですが、初期は高温や低温に弱い野菜です。
一般地では夏まき秋冬取りが最も作りやすい時期です。

栽培期間

　一般地では、早生種は７月上旬～下旬に種まきし、種まき後90日程度、中晩生種は７月下旬～８月中旬に種まきし、120～150日で収穫できます。

苗づくり

　少量の苗を作るには7.5～９cmのポリポットを使うのが便利です。１ポット当たり３～４粒まき、本葉２～３枚で１株になるよう間引きます（図１）。苗づくりの期間は30日程度で、寒冷しゃなどで害虫の飛来を遮断します。

畑の準備

　畑１m²当たり苦土石灰100ｇ程度をまき、よく耕します。畝幅70～80cm、深さ20cmの溝を掘り、この溝１ｍ当たり化成肥料100ｇと堆肥１kgを施し、土とよく混ぜて畝を立てます（図２）。

植え付け

　本葉５～６枚の頃、株間40cm程度に植え付けます。このとき、植え穴を掘り、穴に十分水やりして、活着をスムーズにさせます（図３）。

追肥

　本葉10枚の頃、株の周りに化成肥料を１株当たり10ｇくらいまいて、株元に土寄せします。２回目はその20日後に同量を畝の両側にまき、土寄せをします。

収穫

　球が肥大し、やや堅く締まってくれば収穫期です。