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温州ミカン開花調査/4月下旬早くも満開

JA伊勢管内の熊野市・御浜町・紀宝町で4月24日、温州ミカンの開花調査を行った。県、市町、JA全農みえ、JAなどの関係者約15人が参加。管内の海岸部、山間部で条件の異なる園地6箇所を巡回し、花の開花状況、着花量、新芽の量等を確認した。

開花調査は、調査内容をもとに今年産の柑橘栽培の方向性を決める重要な作業となる。3月から4月にかけて気温が高めに推移したことから、満開は海岸部で4月24日、山間部で4月29日前後と平年より8日早くなった。

 同JA営農柑橘グループは、温州部会員約560名を対象にした温州ミカン管理講習会を計4カ所で開き、「適期に遅れることなく基本の管理作業を徹底して行い、これから摘果剤等を効果的に使うためにも樹勢を維持しよう」と呼び掛けた。

JAの担当者は「1月の降雪により、春先の樹の状態が心配されたが、花、芽ともに良い状況になっている。開花が早まったことから、これからの作業等遅れないようしっかり周知していきたい」と話した。

 

温州ミカンの開花調査をするJA営農指導員と関係者ら