ライスセンター改修/製品の等級向上へ
JA伊勢は4月から、管内にある伊勢北部ライスセンターを改修する。
同施設は昭和58年に設置し40年が経過していることから老朽化が進んでおり、稼働が不安定であった。
改修後は、乾燥機を1台増台し3台体制に、籾摺り機も1台増台して2台体制となる。
計量器はトラックスケール方式を新たに導入する。計量にかかる時間が大幅に削減されることから、荷受け時の渋滞緩和が期待される。
また、最新の色彩選別機を導入し、製品の等級向上を図る。
18日には安全祈願祭を行い、同JAの役職員をはじめ、全農三重県本部やヤンマーグリーンシステムの担当者らが参加。工事の安全を祈願した。
同JAの西村隆行代表理事組合長は「同JAでは現在、持続可能な経営基盤の確立・強化に取り組んでおり、4月からは営農拠点を集約した。今後は営農施設の集約等も検討していくが、トラックスケール方式や色彩選別機等を導入することで、組合員の期待に応えることはもちろん、製品の等級向上につなげたい」と話した。
同施設は令和6年3月頃の完成を予定しており、同年6月から始まる小麦の集荷に合わせて稼働を始める予定。