糖度と酸味のバランス良/イチゴ出荷ピーク
JA伊勢では1月下旬、イチゴの出荷が最盛期を迎えた。
24日には、同JA小俣集荷場で、同JA職員らが出荷されたイチゴを検品する作業に追われていた。
今年度産について、同JA担当者は「夏の高温の影響が心配されたが、糖度と酸味のバランスが良い美味しいイチゴに仕上がっている」と話す。
また、同JAでは昨年度よりイチゴの荷受情報の入力業務等をデジタル化した。自動的に出荷数量などの出荷情報の集計が行われ、出荷伝票の入力・集計作業の効率化を実現した。市場入荷の前日までにおおよその出荷予定数量・等階級が確定するため、取引先との価格交渉が優位になった。
同JAでは、組合員87人が約13㌶で「章姫」「かおり野」「紅ほっぺ」「レッドパール」などを栽培し、出荷している。出荷は5月中旬頃まで続き、約150万パックの出荷を見込んでいる。
写真=タブレット端末に集計された出荷数量等を確認しながら検品作業を行う同JA職員(24日、伊勢市小俣町の同JA小俣集荷場で)