JA伊勢(金融機関コード:6731)
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県内トップを切って/紀宝町で田植え開始

JA伊勢管内の紀宝町大里地区で25日、水稲生産者の中西和益さん(77)が田植えを始めた。中西さんはこの日、約30アールに、ハウスで育てた「なついろ」の苗を機械で植え付けた。同町では2戸の生産者が温暖な気候を生かして米の早期出荷に取り組んでいる。
同町の2戸の生産者はこれまで、早場米「あきたこまち」を作付けしていた。令和7年産米からは多収品種である「なついろ」を作付けする。同品種は三重県が開発した品種で、高温登熟性に優れた早生品種で、いもち病への抵抗性も強いことから、収量の増大が期待される。
中西さんは「鳥害に遭い収穫量が減った年もあった。美味しいお米を提供できるよう、今年も頑張って管理していく」と話した。
同JA営農企画指導グループの濱口修好副グループ長は「収穫期まで台風や自然災害などの被害がなく、順調に生育が進むことを願う」と話す。
 
 
 
写真=「なついろ」を植え付ける中西さん