県内トップで「あきたこまち」稲刈り
JA伊勢管内の紀宝町で、三重県内トップを切って盆前に出荷できる早場米「あきたこまち」の稲刈りが始まった。紀宝町では早場米「あきたこまち」を取り扱う生産農家2戸が、合わせて1.07㌶で栽培している。今年産の収穫量は4.5㌧を見込んでいる。
早場米生産農家の中西和益さん(76)の同町にある田んぼ30アールで昨年より1日早い7月29日に収穫作業を始めた。中西さんは田んぼの状態を確認した後、コンバインを操り、黄金色の稲穂を刈り取っていった。
収穫したあきたこまちは「新米あきたこまち」として熊野市有馬町の同JAファーマーズマーケット「ほほえみかん」をはじめ同JAの購買店舗で8月4日から5㌔2300円で販売する。毎年、中元などの贈答用として人気を集めている。
同JA御浜経済センター営農企画指導グループの濵口修好副グループ長は「今年は、移植後から低温で推移していたため、収穫がやや遅れると心配したが、なんとか7月中に収穫を迎えられた。品質にも期待したい」と話す。