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南伊勢町・JA・JFが地域活性化連携協定結ぶ

JA伊勢は8月2日、南伊勢町と三重外湾漁業協同組合と「地域活性化連携協定」を締結した。
 協定の主な連携内容は、水産物及び農産物の流通促進、水産業者及び農業者の後継者確保・担い手育成をはじめとする5項目。
 同町では、同JA管内の中でも過疎化が著しく、人口減少が問題となっており、町・JA・JFともに課題を抱えている。また、人口減少に伴い農業や水産業などの第一次産業人口も減少していることから、産業の活性化が急務となっている。
これを受け、同町が主体となり同JAと三重外湾漁協に連携を呼びかけた。今後は協定に沿って3者が協力しながら産業の活性化に取り組んでいく。
8月2日に行われた協定締結式には、同JAの西村隆行代表理事組合長のほか、三重外湾漁協協同組合の清水三千春代表理事組合長、南伊勢町の上村久仁町長らが出席し、それぞれ協定書に署名した。
 同JAの西村組合長は「以前から同町とは災害時の物資供給にかかる協定などを結んでいる。昨年度は同町の支援を受けて移動購買車を導入した。協定にある5つの項目で3者が連携・協力し、これからの同町の第一次産業を盛り上げていきたい」と話した。
同町の上村久仁町長は「今回の協定を通じて、地域課題の解決や地域の活性化に向けて共に取り組んでいけることをとても心強く感じている。今後は町民の安心安全な暮らしの実現のため、互いに連携をすすめていく」と話した。