冬の味覚が早くも登場/特産マルゴみかん初出荷/期間限定「極早生」ミカン
JA伊勢マルゴ柑橘部は9日、南伊勢町の南勢撰果場で、「マルゴみかん」のブランド名で親しまれる温州ミカンの出荷を行った。
初出荷となるこの日は、前日に生産者がコンテナで撰果場に運び込んだ極早生の「マルゴみかん」約1トンを、選果機と人の手で品質や形状別に分けて箱詰めし出荷した。
今年産について、JA伊勢マルゴ柑橘部の山川広大部会長は「夏の高温により糖度が高く、酸も程よく残った美味しいミカンに仕上がっている」と話す。
今年度出荷する温州ミカンは合計で約400トンの見込み。今後、11月下旬から12月下旬をピークに、県内市場に出荷される。
JA伊勢マルゴ柑橘部は、現在79人が約40ヘクタールで温州ミカンやセミノールなどの柑橘類を栽培。「マルゴみかん」は南伊勢町だけでなく、三重県内でも知名度が高い。
写真=人の目と機械の目で選果されていく温州ミカン(南伊勢町の南勢撰果場にて)