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五ヶ所小梅 出荷開始

南伊勢町にあるJA伊勢南勢撰果場で、「五ヶ所小梅」の出荷が14日から始まった。出荷は6月3日頃まで続く予定で、約23㌧を出荷する見込み。
出荷された「五ヶ所小梅」は、JA全農みえが運営するインターネットショッピングサイト「JAタウン」での販売や、県内の量販店で販売され、消費者の手元へ届く。
「五ヶ所小梅」は、真珠のような透明感がある果色が珍重され、「真珠小梅」とも呼ばれる。種が小さいため果肉が厚く、実も柔らかい。果肉が傷まないよう、収穫から選別は全て手作業で慎重に行う。
三重の伝統果実に登録されているほか、2010年度には県内の個性的でビジネス価値のある農林水産資源として「三重のバイオトレジャー」に選定された。
今年度産の出来についてJA伊勢梅部会の中西博道部会長は「今年度産は春先に温暖な日が続いたため生育は順調。たくさんの方に小梅を食べてほしい」と話す。
同JA管内では、部会員32戸が約3.2㌶の面積で「五ヶ所小梅」を栽培している。

■手作業で慎重に選別される「五ヶ所小梅」