JA伊勢(金融機関コード:6731)
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外国人技能実習生受入れ開始/JA伊勢みのりデイサービス

JA伊勢は11月から、同JAみのりデイサービスで外国人技能実習生2名の受け入れを始めた。介護事業の労働力不足の解消につなげることが狙い。実習生らは通所サービス利用者らの介助やレクリエーション活動のサポートなどを行う。
 介護業界では全国的に人手不足が問題となっており、同JAにおいても同様の問題を抱えている。
 そのような中、外国人技能実習生の監理団体を介して、実習生の受け入れを決めた。
 同JAでは1年前に実習生2名と面接をし、採用を決定。その後1年間、実習生らはベトナムで日本語と介護技術の研修を受講し、同JAでの勤務に備えた。11月下旬に来日し、同JAへ入組した。技能実習生の任期は3年間で、同JAにとっても介護事業の雇用安定がメリット。
 実習生らはフルタイムで勤務するが、利用者とのコミュニケーションをとり実践的な日本語に慣れるためにも、現在はレクリエーション活動のサポートなどから始めている。今後は入浴や排泄、食事の三大介助も行っていく。
 同JAの担当者は「実習生は利用者らの孫と同年代。受け入れを始めてからは施設の雰囲気が明るくなった。また既存の職員も実習生に仕事を教えることで初心に帰り、いい影響が出ている」と話した。
 
 
 
写真=利用者のお菓子作りをサポートする実習生㊧(伊勢市のJA伊勢みのりデイサービスで)