JA伊勢(金融機関コード:6731)
文字サイズ
サイト内検索

岡田一彦さん優等賞1席に輝く 大紀町七保肉牛共進会

「大紀町七保肉牛共進会」が22日、同町のJA伊勢肉牛集出荷場で開かれた。
同大会は生産意欲の向上と品質の向上を目的に開催している。
この日は雌牛48頭が出品され、審査の結果、優等賞1席には同町の岡田一彦さん出品の「あゆまる」が輝いた。
岡田さんは昨年と一昨年も同共進会で1席を受賞しており、3年連続での1席に輝いた。
「あゆまる」は体重700キロ、体高133センチ、胸囲226センチ。父が「丸若土井」、母の父が「福芳土井」で、400万円(税別)で㈱朝日屋が購買した。
また、出品された48頭のうち17頭が「特産松阪牛」にあたる。
「七保牛」は同地域内で肥育されている黒毛和種で、黒毛和種の優れた血統を持つ未経産の雌牛をいう。その中でも、兵庫県産(但馬系)の子牛を松阪牛生産区域で900日以上肥育したものを「特産松阪牛」という。
宮川の清流と豊かな自然の中で、熟練した農家の手によって約2年以上かけて丹念に肥育される。同地域に受け継がれている伝統産業だ。肉質の良さから人気が高く、贈答品などの注文が全国から絶えない。
審査にあたった三重県畜産研究所の梅木俊樹主査研究員は「背腰の幅、ハリ、胸の体積感のバランスに加え、皮肪の質も良く、特産松阪牛らしい牛であった」と講評した。
岡田さんは「どの牛も手塩にかけて肥育してきた。3年続けて1席を受賞できたことが嬉しい」と受賞を喜んだ。
その他の優等受賞者は次の通り。
▽2席=鳥田真吾さん▽3席=岡田一彦さん▽4席=(株)中村畜産さん▽5席=(株)中村畜産さんの各氏出品牛が優等に入賞した。
 
 
 
 
写真=優等賞1席に輝いた岡田一彦さんと「あゆまる」(JA伊勢肉牛集出荷場にて)