イチゴ出荷開始 糖度と酸味のバランス良
JA伊勢いちご部会は11月6日からイチゴの出荷を始めた。
出荷初日は、同JA職員が1パックずつ丁寧に検品作業を行った。
今年度産について、同JA担当者は「夏の高温により花芽が少し遅れたが、順調に生育した。糖度と酸味のバランスが良い美味しいイチゴに仕上がっている」と話す。
同部会では、部会員84人が約13㌶で「章姫」「かおり野」「紅ほっぺ」「レッドパール」などを栽培している。
出荷のピークは12月中旬で、県内外市場へ合わせて約130万パックの出荷を見込んでいる。
今後は、クリスマス需要に向け、生産者間の意識統一を図るため11月24日に目ぞろえ会を開催する予定だ。
また、同部会ではイチゴを1段詰めにする「平パック」での出荷も行っている。1段詰めにすることで、出荷時に果実が擦れるのを防ぎ、傷がつきにくくなることから、贈答用での消費拡大にも期待できる。
写真=出荷前のイチゴを検品する同JA職員(伊勢市小俣町の小俣集荷場で)